JykkJapanフラッグシップボード ”C-1” の製品コンセプトから特性などついてメーカーに聞いてみました・・

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70XLへの装着例

JykkJapanフラッグシップモデルボードとして登場したばかりの
2020ym ”C-1” ボードについてのお問い合わせを数多く
いただいておりますので、
製品コンセプトから特性などについて先日メーカーにお尋ねしてみました。
それをスノーサイクルワールド的にまとめてみましたので、(かなり偏っていますが・・)
ご購入時の判断基準の一つにしていただければ幸いです。

まず驚く事にC-1ボードの構想はすでに数年前から!!あったものだそうですが・・
当時パウダーボードがトレンドになっていた頃Aー1やPー1等含め(AP-2もそう)
各社からその類のボードが続々登場した頃ですね・・
ごく一部のユーザーには良かったのでしょうが、
そう何種類も持てないし(経済的にも)・・使えるシーンは限られるし・・
もっともっとオールラウンドに使えるボードをとの要望が多かったそうです。
そんなユーザーの要望は大分欲張りで、
先ずは扱いやすく、パウダーからピステバーンのカービングからアイスバーンまで、
しかも
きちっと角付け出来て気持ちの良いカービングで加速が出来るもの等々・・
そりゃあ欲張りだと思いましたが・・
その辺りがC-1ボードのコンセプトの基になっているようです・・

そこで今までのボードを一堂に並べて性能・性格・良し悪し等、
洗いざらいにしたそうです。
(検証したボードはG1/G2/A1/P1/AP2/X1等々・・)
その中でもP-1のフロントボード、A-1のリアボードに
特に秀でる部分が認められたため新しいボードのベースになったようです。
文面ではわかりづらいので、スノーサイクルワールド的に
なんとなくビジュアル化してみたのが下の図です。
シェイプで見るとこんなかな?

サイドシェイプで見るとこんなかな?

アバウトですが、こんな感じだと思われます・・
その結果、生まれたのがC-1ボードと言う事ですね。

ジックジャパン史上最長の有効エッジを持つC-1は長くても操作性が良く、
癖のない操作性が売りになっています!
オールタレイン・オールバーン・オールシーンにマッチするベストボードですね。
このC-1ボードワンセットあれば完結ですかね・・!?言い過ぎ・・?
ただ一つだけ注意しておきたいのはオールマイティーでないと言う事!
あくまでも中・上級者向けだと言う事です。・・勘違いしないでくださいね・・
対象はターン切り返し時の、加重・抜重がしっかり出来る乗り手・乗り方です、
そうでないとボード本来の実力を発揮できないわけです!
・・リアボードは超ロングでしかもキャンバーボードですからねぇ
この事が良く理解できないならば購入はもう少し先にしましょうね・・

これまで聞いただけでもC-1は血統書付きサラブレッドの予感が・・
そこで更に細部について伺ってみました。

フロントボードのサイドカーブはパウダーボードのP-1譲りでほぼ同。
P-1のウイークポイントだった広すぎる幅もスリムにダイエット。
更にトップ部を短くカットする事で
ターン中のキックバック(ハンドルが振れること)や
高速時の大きくバタ付く上下動を解消・・
フロントボードは常に接雪するエッヂや
安定した扱いやすいハンドリングを生み出すことに成功したのだ・・!
フロントには見事にパウダーボードP-1のDNAが引き継がれていたのだ・・

リアボードについてはセンターからテール間のサイドカーブは
A-1そのものを踏襲。
気持ちの良いカービング特性はC-1にも受け継がれた訳だが、
A-1はターン後半にエッヂが抜けクルリと回ってしまう性格だった・・
そこでこれを改善するためC-1はキャンバーボードにする事で解決!
ツーランク上のカービングが味わえる様になった訳だ!
これはロッカーボード全般において言える雪接間の無い
不安定滑走感も同時に解決!
(ロッカーボードはロッカーチェアーの足のように最初から反っているために
上方向の片側にしか、しなる作用が出来ない形状)
曲げ方向にしかしなれず動きの半分が犠牲になっていたA-1ボードが、
ボードストロークが上下フルに動き生かせるキャンバーになった事で
本来のリアボードとしての動きが甦り、見事に加速するボードに変身!
レースでも他のキャンバーボードに徐々に引き離されてしまうA-1には
もうおさらばだ・・
タイムアタックでも大いに進化を発揮出来るはず!
又、キャンバーのピークもかなり前方に設定しているようで、
テールまでの長さがゆったりとした滑走感を演出して
扱い易さや安定感にも繋げているとのことですよ・・
こんな風にリアボードにはA-1超ロッカーボードのDNAも
引き継がれている訳ですね・・

ボードチョイスに重要なフレックスデーターについても伺ってみました。
フレックスランクはミィディアムとハードのみとなっていますが、
ハーフランクづつ硬めに設定しているとの事です!
中上級者にキャンバータイプの特性を最大限に発揮してもらう事が
狙いのようですね・・
そのため、
軽量者だったりスキルに自信が無い場合には
迷わずミィディアムランクをチョイスする事をお勧めします!

そして最後にこのC-1ボードは各種ボードのハブとなっている事も
教えてもらいました。
ハブとは自転車の車輪の中心部の通称ですが、
中心からタイヤ側に伸びるスポークの先には、
A1リアボードやG2フロント・リアボードそれにP1フロント・リアボード
また、AP2フロント・リアボードなどが有り、
ハブとなるCー1フロント・リアボードとのコラボレイトが
可能となるようです。
今お持ちの各ボードを無駄にする事なしに
自由な組み合わせで使う事が出来るのだそうです。
例えば、P1フロントボードのウィークポイントだった幅広が
C-1リアボードとの組み合わせでP1セットより使いやすいシーンが増やせたりします。
このように色々な組み合わせが、より多くのバーンやシーンに
マッチさせる事が出来るようになるのですね・・

つまり
現在のところC-1に敵なし!だなぁと思わざるを得ません・・
前記のような無理な要望に対して、ほとんど全て答えを叶える事が
コンセプトのベースになっている以上、
これはベストボード!New C-1ですね!
JykkJapanさん、ありがとうございます。

スノーサイクルワールド的に欲を言えば、
C-1装着のコンプリートモデルの登場を期待したいところですが・・
そんなプランが既に進行しているのかもしれませんが・・・(大いに期待したい)

以上

あくまでもスノーサイクルワールド的にまとめてみましたので
ご理解いただけたかどうか?・・
皆様のボードチョイスのお役に僅かでも立てれば幸いです・・
ご不明な点は、何なりとお問い合わせください
解る範囲でお答えします。

追伸
雪をくれ・・
雪よ降れ降れ降れ降れ降れ
ガンガン降れ











"20ymスノースクート情報”

20ymスノースクートの詳細が発表となりました!

https://snowscoot.co.jp/products/

内容をよく見てみると、
どうやら今後のスノースクートは70モデルを基本に展開していくのでしょうかネ・・?
近い将来70エルがスタンダードモデルとなりそうな予感もしますが、
先シーズンの70エルの評判があまりにも良かったからでしょうか?

又、ニュータイプ”C”ボードは非常に楽しみなボードとして登場しますネ・・
手持ちのP1やG2そしてA1等のボードとの組み合わせをすることで
ほとんど全てのバーンに対応可能なようです!
エッジ有効長も歴代最長で、しかもリアキャンバーボードとなれば・・
WAKUWAKUが止まりません!

尚、20ym”ONE-D”には
世界初の技術も導入・採用となっている模様です!
この技術により格段に滑走性能がアップしているようです・・
一言では説明できませんが・・
3DBFテクノロジーとでも呼んでおきましょうか・・

冬も早そうな今シーズンを楽しみに・・・


2019モデルSNOWSCOOT情報!

2019モデルSNOWSCOOT情報です!

メーカーから発表のディーラーカタログをそのまま公開します!

今回の注目は何と言っても”New70・ナナマル”!です・・
現行サイズの70に2タイプが追加されました。
1タイプ目は、フレームが20mmロングの”70L・ナナマルエル”
2タイプ目は、フレームが40mmロングの”70XL・ナナマルエックスエル”です!
両タイプ共にデッキ巾は20mmアップします!
大柄の長身者にとっては嬉しいモデルとなっています・・

その他のバリエーションは、昨シーズン同様で
Mini/ONE-D/G/A(A2)/70(park)となっています・・!
内容スペックは2018モデルと同じですが、デザインは変更となったモデルも有ります。


尚、
Mini/ONE-D以外のモデルは
2018モデルの内容そのままで大幅値上げとなっています。
原材料のアップ等で已む得ないのかもしれませんが・・・
トランプさんお願いだからそんなにムキにならないで下さい・・・

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